【マツダのディーゼル煤まみれ?】煤についてと中古車購入前後におけるポイント

中古車を探している中でも、マツダのディーゼル車はかなり魅力的ですよね。
ですが、中古車においては前オーナーがどのような使い方をされているか
分からないことがほとんどです。

その中で心配になるのが、たびた取り上げられる煤問題です。
今回は中古車でマツダ KE CX-5,GJアテンザを購入し所有していたことがあるびーとるが
実体験も含めてマツダのディーゼル煤について。と
マツダのディーゼル車の購入前後で気を付けるべきポイントを紹介します。

マツダ ディーゼル車の煤について

引用:https://www.mazda.co.jp/beadriver/dynamics/skyactiv/

では早速マツダ ディーゼル車の煤について
購入を検討されている方が理解していた方が良い所を説明します。

なぜ煤が出てしまうのか

煤が溜まる。詰まったら壊れる。後悔する。
と様々なネガティブな話をよく聞きますが
そもそもなぜ煤が出てきてしまうのかを説明します。

簡単に説明すると、煤は「燃えた後のカス」です。
クルマはエンジンの中で、火の爆発の力を使って
クルマを動かしています。
その火を使って爆発させたときに、上手に燃えないと
カスが出てきてしまいます。

マツダのディーゼルはおそらく、燃費やそのほか
様々な機能を満足させるために、煤は出ても良いと
ある意味割り切っているのでしょう。

DPF再生について

マツダはクルマの外にその煤が出ないように
フィルターのようなもので煤を溜めています。
その状態でどんどん走っているとそのフィルターに
いっぱいの煤が溜まってきてしまいますよね?

もうこれ以上煤をためることができない…。となったときに
エンジンから煤が目一杯溜まったフィルターに向かって
アッツアツの空気を流します。
そうすると溜まっていた煤が燃え始めて
フィルターに溜まっていた煤がなくなってくれます。
↑これがよく聞くDPF再生をしている状態です。

ちょい乗りが多い日本国内

フィルターに溜まった煤をなくすためには
アツアツの空気を流さないといけないことが分かったと思いますが
このアツアツの空気を出すためには
少し長い距離を走らないとエンジン自体が
温まらないので熱い空気が出せないのです。

日本はお子さんのお迎えや、少しの距離の移動など
ストップ&ゴーの繰り返しで、エンジンが温かくならずに
熱い空気が出せない状態が多くあります。
そうするとどうなるでしょうか?

フィルターには、どんどん煤が溜まってきてしまい
燃やすこともできないので、いずれ故障してしまいます。

別にこんなことも…

上記でお話したことが、ディーゼルエンジンが煤によって
壊れていく順序の1つになりますが、別にもいくつか
持病的なものがあります。

それは、エンジンの中で爆発した煤が混じっている空気を
もう一度エンジンの中に入れて爆発させる方法になっていることです。
これは燃費をよくするためにやっています。

このもう一度エンジンの中に入れるまでの経路で
煤が詰まってしまい、燃費や性能が落ちてしまう事象があります。
↑よく巷で言われているのが、インマニ,EGRが煤で詰まっているという状態

マツダのディーゼル車購入時に気を付けるべきポイント

マツダのディーゼル車を2台所有したことがあるびーとるが
購入時に確認したポイント、気を付けたポイントをご紹介します。

走行距離

まずは走行距離です。
これは、多くない方が良いと考えがちですが
年式の割に多く走っているクルマだと、ちょい乗りが少なく
フィルターに煤が溜まりすぎている状態が少なかった可能性があります。
ディーゼルエンジンにとっては、良いコンディションで走っていたのでは?
と考えれるポイントです。
※走りすぎは部品の劣化が出てきてしまうので、注意が必要です。

燃費

試乗する機会があれば、必ず燃費を確認してください。
事前にみんカラなどから同車種で同じぐらいの距離を走っている車両の
実燃費を確認し、大体同じぐらいか確認しましょう。
極端に燃費が悪い場合は、短い期間でDPF再生されている可能性があります。
短い期間で再生されているということは、詰まっている状態がずっと続いていて
ちょい乗りが多かったクルマだと考えることもできるので要注意です。

エンジン音

これは知り合いなどでマツダのディーゼル車に乗ってる人がいれば
有効な技なのですが、エンジン音を聞き比べてください。
元々ガラガラとディーゼル特有の音はしますが
走行距離に関係なく弱っているエンジンは、音が大きいです。

下記で説明しますが私が乗っていたGJアテンザは購入時にはすでに
8万キロ近く走っていて10万キロを超えても、快調に走っていましたが
どんどんとエンジン音が大きくなり、エンジン系の部品が壊れてしまった経験があります。

保障に入ること、保証が付けれる車に乗ること

私が乗っていたGJアテンザは、エンジン音が大きくなってきた後に
ある日突然、アイドリングが不安定になってしまいました。
原因はエンジンに入る空気を冷やすクーラーが故障していました。
過走行で自然に壊れてしまったとディーラーで整備士の方から話がありました。
この時の修理費は40万近くかかりましたが、保証を付けていたおかげで
私はお金を出さずに修理されて戻ってきてくれました。

支払うときは高いと思う費用かもしれませんが
ディーゼル車で特に8万キロ以上の過走行車の場合は
入ることを強くお勧めします!

さいごに

今回はマツダのディーゼルについて体験談も踏まえてお話しました。
初めにもお話ししましたが、マツダのディーゼルはとても魅力的です。
どの中古車もリスクはありますが、ディーゼルは特有の事情があるので
自分の中で見極めて、素敵にクルマに出会えることを願っています。

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